衣食住にバナナを!?
今回は筆者の‘何気なくTVを付けていたらシリーズ’の最新話です。
←今勝手に作りました
皆様は「バナナクロス」をご存知でしょうか。
簡単に概要を説明しますと、
廃棄されるはずだったバナナの茎から繊維を抽出し、
柔らかい綿と組み合わせた糸を「バナナクロス」と言うそうです。
ちなみにこれを使って既に約30種類もの製品が開発されているとのこと。
実はバナナの茎は年間10億トン以上廃棄されており、
これを焼却処理するとなると大量のCO2が発生します。
かといって放置すると、
腐敗し深刻な土壌汚染につながるおそれがあります。
この問題を解決するべく、
バナナの茎をアップサイクルしたものが「バナナクロス」です。
BANANA CLOTH推進委員会という組織も存在しており、
こちらのHPを引用すると
「糸に使える繊維は廃棄部分の2-3%しか取れないといわれていますが、
年間の廃棄量が10億トンであることを踏まえると
約2000万トン採取が可能であると考えられます。
年間約2600万トン生産されている綿花に次ぐ天然繊維として、
一般的に使われる素材になることが期待されています。」
とのことです。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.trans.co.jp/column/sdgs/bananacloth/
綿、麻、絹、羊毛に加えて持続可能なサステナブルな天然繊維として、
バナナが広がるかもしれませんね。