「紙コップから野菜へ!」
さて、今回のお話は弊社親会社(三菱ケミカル)の取り組みについて
8月12日付けの日経新聞にも記事が出ましたので、
このキャッチフレーズ、目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような内容なのかと申しますと、
私共の親会社である三菱ケミカルが、
「生分解性樹脂を使用した紙コップを起点とする
堆肥化による循環型システム実現に向けた実証実験を行う」
と発表しました。
というわけで今回は、この循環型システムについて少し具体的にご紹介いたします。
北九州には「ギラヴァンツ北九州」というJ2のサッカーチームがあります。
そのチームが8月22日、28日に「ギラヴァンツサマーフェスティバル2021」というイベントを開催します。
そこで
⑴三菱ケミカルの生分解性樹脂を使用した紙コップ約6,500個を提供し、
⑵使用された紙コップを回収し、食品残渣物などと一緒に堆肥化する。
⑶でき上がった堆肥の一部は地元高校で野菜の栽培に活用し、
⑷さらに収穫された野菜をスタジアムで販売するとともに、
当日のスタジアムの飲食ブースでのメニューなどに使用する
循環型システムの実現を目指すというものなのです。
そして、この企画。三菱ケミカルだけでなく、様々な企業が参加します。
例えば、以前(第3回メルマガ)インクの成分のお話しをしましたが、
本件では、紙コップの外側は日本HP社が「HPエレクトロインキ」で印刷することで、
高品質なフルカラーの紙コップが堆肥化設備や土壌で分解可能になるとのことです。
実にサステナブルな取り組みと思いませんか?!
…ただ、肝心のギラヴァンツ北九州はイベントパワーで2か月半振りにようやく勝利したものの、
未だJ3降格の危機に瀕しております(21年8/24現在)
スタジアムと取り組みは最高なので、頑張ってほしいです!