世界人口増加と各国の経済成長に伴い、2030年頃を境に人間にとって必要な栄養素の一つである タンパク質の需要が供給能力を超えること(タンパク質危機)が予想されています。
このため養殖の需要が高まっていますが、多くの養殖用飼料は天然魚(天然資源) 由来の魚粉を主な原料としています。 魚粉はタンパク質含有量が約60%と高く、アミノ酸の組成にも優れていることから養魚/畜産飼料として現在も多く用いられています。 養殖生産量を増加させるには魚粉の原料となる天然魚の安定確保が必要ですが、1985年頃から天然魚の漁獲量は変化していません。 よって今後、魚粉のさらなる不足が予想されます。
新菱はこのような課題を背景に、アメリカミズアブ養殖に着目し 食品原料廃棄物を利用した、魚粉代替のための循環型の飼料生産モデルを構築しています。
アメリカミズアブ幼虫(脱脂後)のタンパク質比率は64%。 この豊富なタンパク質を活かし世界の様々な課題に挑戦します。
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