
ラベルは剥がして、洗って、潰す!
さて、第1回に続き、今回も一般廃棄物としてのプラごみのお話です。
前回お話しした通り、日本のプラごみは9割近くがリサイクルされておりますが、
この内、58%はサーマルリサイクルと呼ばれる処理を行います。
廃プラをそのままプラスチック製品へ生まれ変わらせるマテリアルリサイクルは23%程ですが、
実は23%の内の16%は海外輸出によるリサイクルで、
国内でリサイクルされるものは、たった7%程度なのです。
うーん、やはり日本はリサイクルで遅れているのでしょうか。。。
そんなことはありません!
世界に対し、胸を張って言えることがあります。
PETボトルリサイクルです。
我が国のPETボトルのリサイクル率は85%もあり、回収率にいたってはなんと93%にもなります。
欧州でさえそれぞれ42%、62%くらいなので、これは世界でも最高水準だと言っていいでしょう。
回収されたPETボトルはフィルムやシート、繊維などにリサイクルされます。※
PETボトルに限定すれば間違いなく循環型社会の実現に貢献できていますね!
※PETボトルをPETボトルに再生する「ボトル to ボトル」も拡大しています。